作りたいアプリを伝えると、Lovable が形にし、ブラウザで使えるようになりました。そこで聞かれます。App Store でも公開していますか?
Lovable が公開するのは Web アプリ
Lovable のドキュメントにも明記されています。Lovable が作るのは Web アプリで、公開先は常に Web の URL です。Publish で得られるのは、your-app.lovable.app または独自ドメインでホストされ、HTTPS が付いた Web アプリです。iOS ビルドも、App Store Connect のレコードも、審査申請もありません。
ドキュメントでは、スマートフォンに近づける 2 つの方法が紹介されています。ホーム画面に追加できる PWA と、公開済みの URL をネイティブのシェルで包んでストアに申請する方法です。前者は App Store に並びません。後者には、この先で説明する審査ルールが関わります。
Lovable プロジェクトとは
エディタの下にある Lovable プロジェクトの実体は React のコードベースで、Lovable は React Native を生成しません。新しいプロジェクトには、Supabase のオープンソース基盤上に構築された内蔵バックエンド、Lovable Cloud が用意され、データベース、サインイン、ストレージを担います。独自の Supabase プロジェクトに接続することもできます。リポジトリを接続すると、コードは GitHub、GitLab、Bitbucket と双方向で同期されます。有料プランではダウンロードも可能です。
この構造が次の工程を決めます。React Web アプリの画面はブラウザエンジンが HTML を描画したもので、ラッパーの中でも変わりません。ネイティブ iOS アプリにするには、ネイティブコンポーネントで作り直す必要があります。あとは、誰が何を使って作るかです。
iPhone アプリにする 3 つの方法
-
ラッパーにするCapacitor または WebView サービス
ネイティブのシェルyour-app.lovable.app を読み込む中身は Web サイトのままガイドライン 4.2:再パッケージした Web サイト -
React Native で作り直す変換サービス
React Native コンポーネントReact コードをもとに書き直すクロスプラットフォームのアプリ独自のランタイムと見た目 -
AirBuild に持ち込むAI チーム
アプリの動きを読み取る画面、フロー、接続先ネイティブ SwiftUI アプリApp Review まで対応
「アプリには、再パッケージした Web サイトを超える機能、コンテンツ、UI が必要です。特に有用でも独自性があるわけでもなく、『アプリらしさ』もないアプリは App Store にふさわしくありません。」
ラッパーを選ぶことにはリスクがあります。your-app.lovable.app を包むシェルは、定義上、再パッケージした Web サイトであり、却下されるたびに審査を 1 回やり直すことになります。ネイティブ SwiftUI アプリは Web サイトではないため、この問題を抱えた状態で始まりません。すべての画面を Apple のフレームワークで作るので、スクロール、アニメーション、操作への反応がiPhone にあるほかのアプリと同じように感じられます。
AirBuild に持ち込む流れ
リンクを送る
Lovable アプリの公開アドレス、または同期先の GitHub リポジトリを添えて、ウェイティングリストに登録します。iOS アプリで実現したいことと、対象ユーザーも 1 文でお知らせください。
AI チームが SwiftUI で作り直す
AirBuild のプロダクト、デザイン、開発担当エージェントが、アプリの機能、画面、フローを読み取り、それをもとにネイティブ iOS アプリを作ります。Web アプリには変更を加えません。これまでどおり Lovable で編集できます。
iPhone で試して、App Review へ
アプリは TestFlight を通じて iPhone に届きます。実際に試し、普段の言葉で修正を依頼できます。準備が整うと、AirBuild が App Store の掲載情報を用意して申請し、審査状況の確認、審査担当者への返信、指摘箇所の修正、再申請まで進めます。
引き継がれるもの
各画面の役割はそのままに、画面へ移動する方法が変わります。ブラウザのルートは、タブバー、ナビゲーションスタック、シートになります。
ブラウザで動く Lovable アプリ
/今週のランニングを示すダッシュボード/runsすべてのランニングを新しい順に表示/runs/:id1 回のランニング:ルート、ペース、メモ同じアプリを SwiftUI で
| アプリの要素 | 引き継ぎ方 |
|---|---|
| 文章、配色、ブランド | 引き継がれます。テンプレートではなく、あなたのアプリらしさを保ちます。 |
| データとバックエンド | 今ある場所に残ります。Lovable Cloud、独自の Supabase プロジェクト、API など、アプリの接続先をお知らせください。それに合わせて iOS アプリを設計します。 |
| サインイン | 現在のサインイン方法をお知らせください。データと同じく、仕組みは今ある場所に残ります。 |
| Web アプリ | 変更はありません。引き続き Lovable で編集できます。 |
| App Store の掲載情報 | 新しく用意します。名前、説明、スクリーンショット、プライバシーに関する回答、審査メモを作成します。 |
用意するもの
- Lovable アプリの公開リンク。サインイン後に表示されるページがある場合は、GitHub リポジトリもご用意ください。
- Apple Developer Program への登録。未登録の場合は、アプリを申請する前に登録する予定を立ててください。
- iOS アプリで最初に実現したいことをまとめた 1 段落。Web アプリのすべての機能を含める必要はありません。
- プライバシーポリシーの URL。Apple が提出を求めており、これがないと App Store Connect で申請を受け付けられません。
よくある質問
Lovable で iOS アプリを作れますか?
いいえ。Lovable が作るのは Web アプリで、公開先は常に Web の URL です。Lovable のドキュメントでは、PWA にする方法と、公開済みの URL をネイティブのシェルで包む方法が紹介されています。どちらもネイティブ iOS アプリではありません。
Lovable アプリをラッパーにして App Store で公開できますか?
難しい場合があります。ガイドライン 4.2 では、再パッケージした Web サイトを超える機能、コンテンツ、UI をアプリに含めるよう求めています。公開済みの URL を WebView で包んだものは、再パッケージした Web サイトの典型例です。
既存の Web アプリは置き換わりますか?
いいえ。Web アプリは lovable.app のアドレスや独自ドメインでそのまま動き、引き続き Lovable で編集できます。AirBuild は、その横に iOS アプリを新しく作ります。
バックエンドはどうなりますか?
今ある場所に残ります。ウェイティングリストへの登録時に、Lovable Cloud、独自の Supabase プロジェクト、API など、アプリの接続先をお知らせください。データを移すのではなく、その接続先に合わせて iOS アプリを設計します。
Mac や Xcode は必要ですか?
どちらも必要ありません。AirBuild の AI チームは Mac 上でもクラウドでも実行でき、アプリは TestFlight を通じて iPhone に届きます。公開には Apple Developer Program への登録が必要です。
iOS アプリのコードは誰のものですか?
あなたのものです。Lovable のコードも、それをもとに AirBuild が作る SwiftUI プロジェクトも、引き続きあなたが所有します。